もうすぐクリスマス、今年はクリスマスプレゼントに何を贈ったらいいか悩んでいる人はたくさんいると思います。
そんな風に悩んでいる方、今年は本を贈ってみてはいかがでしょうか?
日本国内では数多くの本が出版されており、2007年時点で出版されている本は77万冊、登録されているデータで220万冊に上っていたといわれています。
現時点ではおそらくもっと増えているのではないでしょうか?
では、そんな数多くある本の中から、どのような本を選べばいいのでしょうか?
ここでは本をプレゼントする際のポイントと共に、クリスマスプレゼントにおすすめの本を厳選してご紹介したいと思います。
このページの目次
クリスマスに本を贈ろう
あなたは、プレゼントに本を贈ったことはありますか?
小さな子供に絵本を贈ったことがある人は多いかもしれませんが、大人になってから小説などをプレゼントにしたことのある人はすくないのではないでしょうか?
今年のクリスマスのプレゼントに悩んでいるなら、ぜひ本を候補に加えてみてください。
たくさんある本の中から、その人にぴったりの本を選ぶ。
その人のことを想い、選ぶ本は特別なプレゼントになるに違いありません。
貰った方も、相手が自分のことを思って選んでくれたことに、感動してくれることでしょう。
では、プレゼントする本は、どのように選べばいいのでしょうか?
ここでは本を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介しましょう。
相手の好みを知る
喜んでもらえる本をプレゼントするには、まず相手のことを知らなければなりません。
せっかくのプレゼント、相手の趣味と全く違う本を贈ってしまっては読んでもらえない可能性もありますよね。
そのために、以下のポイントについて事前にリサーチしてみましょう。
- 普段本や小説を読むか
- じっくりと本を読む時間があるか
- 趣味
- 好きなドラマや映画の傾向
これらのポイントについて、考えてることで、ある程度はどのような本を贈ればいいかを予測することができるでしょう。
本を贈ることで伝えたい想いは
あなたはなぜ本を贈ろうとおもったのですか?
本を贈ろうと思ったからには、必ず何らかのメッセージが込められているはずです。
忙しい相手に、本をゆっくりと読む時間を持ってほしいと思っている人もいるかもしれません。
もしくは、本に込められたメッセージを受け取ってほしい人もいるでしょう。
そんな伝えたい想いについて、自分の中で改めて整理してみましょう。
相手の本棚を見ることができればベスト
相手にぴったり合った本を選ぶには、相手の本棚を見ることができれば一番早いです。
どのようなジャンルの本を読んでいるか、話題や流行の作品に興味があるかなど、本棚を見れば一目でわかりますよね。
本棚を見る機会がなければ、今読んでいる小説や本はないのか、今まで印象に残った作品は何か、聞いてみましょう。
おすすめの本を教えてもらうものいい方法です。
プレゼントに合う本って?
では、プレゼントに合う本とはどのようなものなのでしょうか?
プレゼントに合う本とは、相手の好みに合う本です。
そうなると、人によって千差万別になってしまいますよね。
相手の好みをしっかりと把握できている人はいいですが、そうではない人、または普段あまり本を読まない人に本を贈る人は、どのような本を贈ればいいかは、とてもむつかしい問題です。
ここでは、誰にでも受け入れてもらいやすい、プレゼントに合う本のポイントをご紹介しましょう。
話題の本を選ぶ
どんな本をプレゼントしようか迷ったら、話題になった本や相手の記憶にありそうな本の中から選ぶというのも一つの方法です。
話題になった本とは、
- 映画化やドラマ化された作品
- 賞などをとって注目された作品
です。
ただし、このような本は、読んだことがないか事前にさりげなく確認した方がいいでしょう。
不朽の名作を選ぶ
プレゼントする本を選ぶもう一つの方法は、過去の名作と言われる作品を贈ることです。
ですが、名作と言われる本の中には芸術性の高いものや読みにくいものも多々あります。
相手が普段小説を読んでいるかを考慮して、選ぶ本のレベルを調整する必要があります。
メッセージ性の高い作品を選ぶ
最後に、メッセージ性の高い作品、伝えたいメッセージを含む作品を選ぶという方法もあります。
メッセージとしては、「愛」「勇気」「家族」「友情」「別れ」「旅立ち」など、様々なものが思い浮かぶと思います。
その伝えたいメッセージをテーマとした本を選ぶというのもおすすめです。
X’mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日
概要
- 2016年11月14日発売
- 著者、編集:朝井 リョウ、あさの あつこ等
- 出版社:新潮社
- 発行形態:文庫
- ページ数:288p
あらすじ
六人の人気作家が腕を競って描いた六つの奇跡の物語です。
自分がこの世に誕生した日を意識し続けるOLの話から始まり、イブに何の期待も抱いていない司法浪人生の人生や、華やいだ東京の街にタイムスリップしてしまった武士などの様々な物語が掲載されています。
おすすめポイント
この物語がクリスマスをもっと特別な一日にしてくれる、そんなロマンチックな作品集です。
一つ一つの物語が短いので、普段あまり小説を読まない人にも送りやすい本です。
忙しい人に、少しでも本を読んでゆっくりしてほしい、そんな想いを込めて贈るのもいいですね。
サンタのおばさん
概要
- 2001年1月1日発売
- 著者、編集:東野圭吾・作、杉田比呂美・絵
- 出版社:文藝春秋
- 発行形態:絵本
- ページ数:66ページ
あらすじ
フィンランドの小さな村を舞台としたお話です。
この小さな村では、サンタ協会の毎年恒例サンタクロース会議が開かれます。
今年の会議の議題はアメリカにいるサンタクロースが引退することになったのでその後任者の選出です。
この会議で各国のサンタ10人の承認が得られなければサンタクロースになることはできません。
男性が多いなか、今回のサンタクロースの候補者はなんと小太りな女性だったのです。
女性サンタクロースは誕生するのでしょうか?
おすすめポイント
今や知らない人のいないほど有名になった東野圭吾作なので、大人でも楽しめる作品です。
絵もあるので、1時間程度で読むことはできます。
また子供も楽しめる作品なので、読み聞かせをするのもオススメです。
大人も子供も楽しめる作品と言えるでしょう。
深夜特急
概要
- 1986年5月~1992年10月発売
- 著者、編集:沢木耕太郎
- 出版社:新潮文庫
- 発行形態:文庫
- ページ数:66ページ
あらすじ
インドのデリーから、イギリスのロンドンまでを、路線バスや高速バスなどの乗り合いバスだけを使って、一人旅をする物語です。
筆者自身の旅行体験に基づいているため、地名や現地の事情などがかなりリアルに描かれています。
様々な事件を乗り越えながら、限られた予算の中で旅をする様子を描いています。
おすすめポイント
読めば必ず海外旅行に出かけたくなる、そんな作品です。
仕事で忙しい人にこそ読んでほしい作品ではないでしょうか?
1970年代の本なので、現在とは経済事情なども異なるかもしれませんが、海外での生活を垣間見ることができます。
刊行後は、バックパッカーのバイブルと呼ばれるようになりました。
世界を感じてほしい大学生や若者にも読んでほしい作品です。
クリスマス・キャロル(イギリス)
概要
- 原題:A Christmas Carol
- 1843年12月19日刊行
- 著者、編集:チャールズ・ディケンズ
- 出版社:講談社青い鳥文庫
- 発行形態:新書
- ページ数:224ページ
あらすじ
作品の主人公は、エベネーザ・スクルージという初老の商人です。
冷酷無慈悲でエゴイスト、さらには守銭奴という人間の心の暖かみや愛情などとはまったく無縁の日々を送っている人物です。
ロンドンの下町近くにスクルージ&マーレイ商会という事務所を構えています。
安月給で書記のボブ・クラチットを雇って、金儲けしか考えていない冷血な商売を続けています。
そのせいで、隣人からも、取引相手の商人たちからもことごとく嫌われている人物です。
そんな主人公が、明日はクリスマスという夜、事務所を閉めたあと自宅に戻ったところから物語は始まります。
なんとスクルージは、7年前に亡くなったマーレイ老人の亡霊の訪問を受けるのです。
マーレイの亡霊は、スクルージのような金銭欲や物欲に取り付かれた人間がいかに悲惨な運命となるのかを伝えに来たのです。
生前の自分と重ね合わせることで、スクルージに人として正しい道に進んでほしいという願いがこのような軌跡を生んだのでしょう。
また、スクルージを新しい人生へ、人として正しい生き方へ変えるため、3人の精霊が彼の下へ訪れるのです。
おすすめポイント
英語が原作の物語です。
英語版は挿絵入りなので、英語を勉強中の人に英語版を贈るのもいいかもしれません。
クリスマスを題材とした小説の中ではとても有名なもので、世界的に人気のある作品です。
中編小説で、224ページと比較的読みやすく、小説初心者の人でも苦労せず読めるボリュームです。
「クリスマスプレゼント」としてクリスマスを題材にしたものを探しているなら、ぜひ候補に加えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
相手のことをたくさん考えて選ぶプレゼントは、特別な思い出になるにちがいありません。
これ以外にも、本は本当にたくさん販売されています。
本は、現実とは違ったもう一つの世界へ連れて行ってくれるチケットのような存在です。
相手にどのような世界を夢見てほしいか、そんな風に本を選ぶのは、贈る側もとても楽しいものですよね。
メインのプレゼントだけでは物足りない時に、メッセージ性を高める贈り物として一冊添えるのもいいですね。
ちょっとしたプレゼントをもらったお返しにもおすすめです。
今年のクリスマスプレゼントは本にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?